現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方

~5つのステップで誰にでもできる "ふつうのチーム" を "メンバーがいきいきと働く自律型チーム" に変えるための実践的手法~

5:マネジメント

5-165.メンバーの呼び方、メンバーに対して使う言葉を見直す =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

普段職場で何気なく使っている言葉。頻繁に使われている言葉の中には、例えば、「わかっているよな! 立場をわきまえろ!」というような“隠れたメッセージ”を含んでいるものが意外とたくさんあります。

5-164.排除できない人的障壁は効力を弱めることを考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

プロジェクトを、“チーム一丸となってこう進めたい”というとき、時として、どんなに話し合っても話が嚙み合わない障壁となる人が現れることがあります。

5-163.自分の仕事のアウトプットに、自分で値段をつける =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

「これからは個の時代だから会社員も稼ぐ力をつける必要がある」とか、「会社が短命になっているから いざというときのために日頃から備えておくこと」と、最近よく耳にします。

5-162.“リーダーが一番仕事ができる”という思い込みを捨てる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

多くのチームでは、リーダーが一番給料が高く、だから、仕事も一番できるべきと信じられています。そして、実際に、リーダーが一番仕事の能力が高いチームは多いと思います。

5-161.一歩を踏み出せないメンバーには、程よい距離感で伴走 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

良いアイデアを思いついて提案できるのに、いざ進める段になると、最初の一歩をなかなか踏み出せないメンバーがいます。

5-160.物事は様々な角度から眺めてはじめて全体像が掴める =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

物事はとても複雑な形をしていて、角度によって、丸く見えたり四角く見えたり三角に見えたりします。形だけではなく、ここに山があるとか谷があるとか、ここが固いとか柔らかいとか、とても複雑な特徴を持っています。

5-159.その対策で問題は根本的に解決すると思いますか? =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

問題が起きると、その問題が再発しないよう対策を考え実行します。 つまり、対策をとる目的は問題が再発しないようにすることであり、

5-158.“達成できそうな少し高い目標”は、飛躍的な成長の妨げ =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

「能力を大きく上回る目標では達成しようとしないから、達成できそうな能力よりも少し高い目標を設定する」というリーダーがいます。また、この言葉は、目標設定の常識としてよく耳にします。

5-157.成り行きの将来像(現実)をメンバーと共有する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

業界の将来、会社の将来、チームの将来、自分の将来が、今の成り行きのままだとどうなるのか、見えていなかったり、あえて見ようとしない、つまり、現実逃避しているメンバーがたくさんいます。

5-156.失敗した人を責めず、失敗から学べることに感謝する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

「失敗しないようにね」、「失敗しても大丈夫だから」。どちらの言葉を(リーダーが)かけてあげると、その人が持っている力を存分に発揮できるでしょうか?

5-155.課題解決は謎解きゲーム。謎解きの仕方を教える。 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

「なぜこんなことに対処できないんだ。全く応用が利かないんだから」と、部下を責めるリーダーを見かけることがあります。

5-154.トラブルは相手・部下との信頼関係構築のチャンス =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

トラブルが発生したとき、迷惑をかけた相手、そして、部下は、それにどう対処するのかを普段の何倍も注意深く観察しています。

5-153.嫌な場面こそチャンス。リーダー自ら積極的に飛び込む =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

大きなトラブルや難しい交渉など、仕事をしていると、多くの人が避けたがる嫌な場面に遭遇します。

5-152.選択の機会を増やす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

リーダーの中には、決めることが自分の仕事と思い込み、細かなことまで何でも決めたがる人がいます。でも、その決めることと引き換えに、部下のやる気や成長の機会が減ることに気づいていないことが多いように思います。

5-151.自分の現在地を知るため、外に目を向ける =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

組織も個人も、自分のこととなると、自分にはどんな特異な特徴があるのか、全体の中で何が強みで何か弱みなのか、意外と理解できていません。

5-150.上司の質問の仕方次第で部下のやる気が上下する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

部下の仕事のアウトプットは、やる気があるかないかで大きく変わります。これを理解している上司は多いと思いますが、自分の発する言葉、とりわけ質問の仕方が、部下のやる気を上下させていることに気づいている上司は少ないように思います。

5-149.“理屈の正しさ”は状況に応じて変化するもの =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

突然ですが、果たして、『これはどんな状況においても絶対に正しい』 という理屈は存在するのでしょうか?

5-148.全てを理屈で動かすと、組織は病んでいく =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

リーダーの中には、理屈が全てと言わんばかりに、組織を理屈だけで動かそうとする人がいます。

5-147.仕事1つひとつについて『真の成果』 を見定める =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

今している仕事1つひとつについて、それぞれどれだけ実質的な成果が上がっているのか、見定めてみたことはありますか?

5-146.組織も人も変化させるから変化に強くなる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

変化に強い組織や変化に強い人をつくりたかったら、リーダーが意図的に変化させることが一番です。日頃から変化を繰り返している組織・人の方が変化に強くなるのは自明の理と言えます。

5-145.『指示型』 よりも、『合意型』 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

部下に何かをしてもらうとき、『指示型』 と 『合意型』、あなたはどちらに近い仕事の進め方をしていますか。

5-144.「どうしたらその言動に至るのか」を考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

チームのメンバーや仕事の関係者が、自分の想定外の言動をしたとき、事情を察することなく相手を一方的に責める人がいます。

5-143.“効率化の目的”=“その先の世界”を描き示せているか =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

リーダーが、「どうしたら業務が効率化できるか考えて、みんなで効率化に取り組もう」という掛け声と共に、効率化の活動に取り組もうとする姿を目にします。

5-142.『指摘して未然に防いだ失敗』 と 『体験させた失敗』 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

部下が自ら考えこうしたいと持ってきた提案。「致命傷にはならないものの、これは失敗するだろうな」と思ったとき、どうしていますか?

5-141.プロジェクトをドライブする(自分を鼓舞する)しかけづくり =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

チームのプロジェクトを進めたり、自分が担う仕事を進めるとき、裁量を与えられていればいるほど、サボれてしまう自分(達)がいます。

5-140.課題の答えは、コピペするものではなく、創造するもの =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

課題の答えが見つからないとき、「ピッタリの答えがどこかに落ちている」と信じ、落ちている答えを探すことに一生懸命になるメンバーがいます。

5-139.まずは相手の承認欲求をとことん満たす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

お互いに主張したい意見があるとき、自分と相手のどちらから話す方が良いと思いますか?

5-138.自分事になるかどうかの鍵は「過程」にあり。 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

「せっかくチームの目標をつくって何度も丁寧に説明したのに、メンバーはそれを他人事と思っていて全然協力してくれない」と嘆くリーダーがいます。

5-137.部下と同じ目線の接点をたくさんつくって距離を縮める =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

「部下とは世代間ギャップがあり、距離を感じて、なかなか通じ合えない」と悩むリーダーがいます。

5-136.「どこからどう話を持っていくか」で結果は大きく変わる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

「会議の前の根回しは無駄なこと」、「事前ではなく会議の場で主張すべき」などと最近よく耳にします。その影響か、社内・社外での立ち回りが苦手な人が増えているような気がします。