現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方

~5つのステップで誰にでもできる "ふつうのチーム" を "メンバーがいきいきと働く自律型チーム" に変えるための実践的手法~

5-003.仕事の中に小さな喜びを見つける =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

仕事の中に小さな喜びを見つける =マネジメントのワンポイント集=

先日、毎日事務所の清掃をしてくれている方と話をしました。

この方は、いつもにこにこしていて、誰も見ていなくても手を抜くことなく丁寧に清掃してくれます。そんな彼女が、「私は、例えば4袋あるゴミをうまく詰めて3袋に入れられると、とっても嬉しくなるんです」

と言うのです。「なぜですか?」と聞き返すと、「ゴミの引き取り代金は嵩で決められているから量が少ないと安くなるし、ゴミ袋も節約できるし、いいことばかりだからです」と楽しそうに答えてくれました。

これを聞いて、僕は頭が下がる思いでした。詰め替えせずにそのまま捨てても誰からも咎められることはありませんし、逆に、4袋を3袋にしたところで誰も気づかず褒められないのに、わざわざ自分が大変になる こまめな詰め替え作業を自ら進んで行っていたのです。

感謝の意を伝えると、今度は、「そんなことを言っていただいて恐縮です。私が役に立てるのはこんなことくらいで、立派なお仕事をされている方から見たら笑われるかもしれませんが、小さな喜びを見つけながら毎日楽しくお仕事させていただいて、本当にありがたいです。いつもありがとうございます」と逆にお礼を言われてしまいました。

僕は、これまで、どんな仕事の中にもやりがいは見つけられると思い、メンバーにもそう言ってきましたが、恥ずかしながら、そう言ってきた自分が、改めてそのことに気づかされた出来事でした。

 

以前ブログに掲載しました『資料1: 仕事をおもしろくしてやりがいを持つ方法』を再度添付します。今回の件をこのツールに当てはめると、

ステップⅠ(やりがいを感じるのは?): 誰かの役に立っていると感じた時

ステップⅡ(具体的にどういう姿?): 捨てるゴミの数(袋)と使用するゴミ袋の数を低減することで、会社と地球環境に貢献する。

ステップⅢ(方策・アクションプラン): ゴミ袋を縛る前に、他のゴミ袋に入っているゴミをできるだけ詰め込んで満杯にしてから縛る。今日(気づいた時点)から毎日実行する。 

ステップⅣ(実行): 毎日実行中。

drive.google.com

何げない会話の中で、チームのメンバーに、「自分達にとって仕事の喜びって何だろう?」って問いかけてみるだけでも、チームの雰囲気が少しずつ変わっていくかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。

 

====== 以下、関連情報 ======

『マネジメントのワンポイント集』-その他の記事はこちらからどうぞ↓

https://yoshiarakawa.hatenablog.com/archive/category/Management

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『1:やりがい ~やる気を引き出し、高め、やりがいに変える方法~』

『2:課題解決 ~課題解決活動を通じ、自律型の人材・チームを育てる~』

『3:キャリア形成 ~なりたい自分の描き方と実現の実践的手法~』

『4:価値観 ~周りも共感するブレない価値観を持つチームへ~』

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