「なんでうちのチームはこんなに難しい課題が多いのだろう。あっちのチームは楽そうでいいよね。自分ももっと楽なチームに行きたいよ」。時々、メンバーからそんな声が聞こえてくることがあります。
でも、“難しい課題を抱えてないチームなんてどこにもない”、と僕は思います。仮にあったとすると、課題があっても見ないようにしているか、何も考えていないか、或いは、メンバーの総合力に対して簡単な仕事ばかりか、のいずれかではないでしょうか。
僕の経験では、外から眺めると一見すべてが順風満帆そうなチームでも、中に入ってみると常にいろいろな課題を抱えているものです。 ただし、チームによって、難しい課題への取り組みを前向きに捉えて楽しそうにやっているのか、大変そうにやっているのか、はたまた嫌々やっているのか、その違いはあります。しかも、かなり顕著に。それが、他のチームから見た時に、羨ましく思えるのか、大変そうに思えるのかの違いではないでしょうか。
せっかくやるなら大変なことでも前向きに捉えて楽しくやるのが一番ですよね。どうせやらなければならないのですから。
差し迫った大きな課題がなければ、チームを変えるチャンスだと思って、難しい課題を自ら設定して取り組むというのは如何でしょうか。難しい課題にチャレンジすることによって、メンバーもチームも成長することができます。自ら設定した課題ですから、たとえうまくいかなくても上位者から咎められることもありません。そもそも指示されて行うことではないため上位者の期待値が低く、期待値を大きく上回る成果を出す(=上位者に高く評価される)ことは、それほど難しいことではありません。 何より、自分達で設定した課題に自分達で取り組んで成果を上げることほど楽しいことはない、と僕は思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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