リーダーは、チーム内の大半のメンバーよりも、少なくともマネジメントにおいては、より多くの経験を積んでいるかと思います。そうすると、リーダーの頭の中には、メンバーには見えない景色が広がっている
(メンバーが持っていない視点をたくさん持っている)ことになります。
そして、それは、メンバー1人ひとりのキャリアについても言えるのではないでしょうか。経験が浅い頃にはなかなか気づけない未来へ繋がるキャリアパスは、実は、本人よりもリーダーの方が(広い景色が見えている分)描きやすかったりするものです。
僕も若い頃には、どこに向かって何をしたらよいのか、(漠然とした想いはあっても)具体的な姿が描けず、ただ目の前のことに取り組む日々でした。 そうした中、上司や先輩から、「こういう方向をめざしてこうしたらいいんじゃないか」とか「ものごとはこういう視点で見るようにするといいよ」、「こういうことを身につけると一段上にいけるよ」など、取り組んでいる仕事のことを事例に具体的なアドバイスをもらうと、目の前がぱーっと開けることがありました。 それに、上司や先輩が自分のことを考えてくれていることが、何より嬉しかったことを覚えています。
リーダーの自分にとっては取り留めのない些細なことでも、メンバーにとっては大きな意味があるかもしれません。一方的な押しつけはよくないと思いますが、時々、メンバー1人ひとりのことを考える時間を少しだけつくって、その時間、真剣にその人のことだけを考えてアドバイスしてあげるとよいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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