よく、“仕事ができる”、“仕事ができない”ということを耳にしますし、僕自身も使うフレーズですが、そもそも「その仕事ができる」とはどういう意味でしょうか?
僕の考えでは、簡単な指示だけで、それに関する一切のことをうまく進め、期待どおり、または、それ以上のレベルで確実にやりきる、そのように安心して任せられる状態にあるとき、「(あの人は)その仕事ができる」というのではないでしょうか。
一般的には、経験が浅いときにはできる仕事の範囲が狭く(=できる仕事が限られており)、経験を積むに従い その範囲が広がっていきます。
そう考えると、メンバーには、できるだけ断片的ではなく一連の仕事をやってもらうようにして、できるようになったらその仕事は基本的に任せるようにし、やってもらう仕事の範囲を少しずつ広げていく。やがてその人1人では人手が足らなくなったら部下をつけて、今度は人に教え育てることができるようになってもらう。
考えてみれば当たり前のことですが、これを強く意識して、1つクリアしたら次の階段を、そして次の階段をというように、『1人ひとりの ”できる”』を次から次へと引き上げていくとメンバー1人ひとりが早く成長でき、そして、チームも活気づくのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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