従来からあるのに手がつけられていない “メンバーを悩ませる課題” を抱えるチームは意外とたくさんあります。そんなチームでは、「どうせ何も変わらない」、「それは上が考えることで自分達がやることではない」など、
(自分達が一番困っているにも関わらず)諦めや他人事のような声がよく聞かれます。
僕は、そんな時こそ "チームづくりの絶好のチャンス" と捉え、メンバーに対し、「待っていても何も変わらないよ。たとえ解決できなくても現状が維持されるだけで今以上に悪くなることはなく、そういう意味で失うものは何もないのだから、とにかくやってみようよ。全員一丸となって本気で変えようとすればきっと何かが変わるよ」と言って、課題解決活動をスタートさせます。
すると、どんな問題があって真の要因が何でどういう姿にしたいのかということを話し合うだけで、アクションはまだ何も起こしていないにもかかわらず、話し合いを重ねるに連れて、徐々にメンバーの目が輝いてくるのがわかります。何度も話し合っている(=考えている)と解決の糸口が見えてきますし、なんだか解決できそうな気になってくるからではないでしょうか。
そこまでくれば、後は困ったときだけ口と手を出すようにし、できるだけメンバー主体で活動を進めてもらうと、それが面白くなって、次からはメンバー自ら課題解決に取り組んでくれるようになるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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