チームのリーダーをしていると、メンバーが自分の思い通りに動いてくれることが心地よく、それをメンバーに強いることを知らず知らずのうちにしてしまいがちです。
(リーダーのメンバーに与える影響力は、リーダー本人が考えている以上に大きいものです)
そして、チームのメンバーの誰よりも仕事ができる(と思っている)リーダーほど、自分のやり方がベストで、そのベストな(と信じ込んでいる)やり方に合わせる指導をするのが育成であると考える傾向があります。
でも、自分の過去を振り返ってみたときに、これがベストと思ってつくった提案に対し、上司から何の指摘も受けたことがない人は恐らくいないのではないでしょうか。つまり、(極論かもしれませんが)仕事に唯一のベストなやり方なんてものはなく、もしも仕事ができる人を10人集めてきたらそこには10通りのやり方があるのだと思います。
そうすると、リーダーは、自分の考えが唯一の正解であるかのように、その枠にメンバーを無理矢理嵌めていくことはメンバーの思考停止を促しかねないとの認識を持っておいて損はないと思います。
その認識が持てると、そこが起点となり、どうしたらメンバーが当事者意識を持っていきいきと動いてくれるようになるのか、自律するチームづくりへの挑戦が始まるのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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