何か課題があると、「これがないからできません」、「それをできる人がいないからできません」と、考えを十分に尽くす前に、場合によっては条件反射のように口にするメンバーがいます。
そんなメンバーに対しては、次のような話をすることにしています。
じゃあ、仮に、ある課題を解決するのに必要なことが5つ、A・B・C・D・E だったとしようか。
ここに、A・B・C・D・E全てが揃っているとしたら、あなたは何をする?
すると、「それらA・B・C・D・Eを使って課題を解決します」という答えが返ってきます。
そうだよね。そうするよね。でも、それって、誰でもできることじゃない? 場合によっては新入社員でも。
一般的に、足りないピースが多ければ多いほど、同じ課題でも難易度が上がるんだ。そして、難易度が高いことを経験することによって、マネジメント能力は高まっていくんだ。逆の言い方をすると、足りないピースが多ければ多いほど、マネジメント能力を高めるにはうってつけなんだ。
足りないものがあるのは当たり前、むしろ成長できるチャンスと捉えて、そこからどうするのか、一緒に考えてみようか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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