業界の将来、会社の将来、チームの将来、自分の将来が、今の成り行きのままだとどうなるのか、見えていなかったり、あえて見ようとしない、つまり、現実逃避しているメンバーがたくさんいます。
それは無理もないことで、誰しも“将来不安”がありますし、現実を知った後に何をすればよいのかわからなければ、 「不安が増すだけで良いことは何もない」と無意識に感じ、知らず知らずのうちに、知ることに対して自らブレーキをかけてしまうからです。
でも、まず、現実を知り、現実を直視しなければ、何をすればよいのかも見えてきません。成り行きの将来を知らなければ何もはじまらず、成り行きに流されて生きるつまらない人生になってしまいます。
1人では何をすればよいのか思いつかないという恐れを払拭するため、現実の共有をチームのメンバーみんなでやればよいのです。
今の成り行きのままだと、業界・会社・チーム・メンバー1人ひとりに何が起こるのかを徹底的に語り合う。人は、見えていないことに対して極度に不安になりますが、仲間と共にであれば、危機であっても意外と冷静に受け止めることができます。
成り行きの将来像は、かなりネガティブなものになっても構いません。
むしろ、ネガティブである方が、何をすればよいのか考えた後、それらを実行する原動力が大きくなるため、好都合なくらいです。なお、それを先に伝えておくと、(ネガティブな将来像を描く)話し合いが白熱し、その話し合いの過程で、成り行きの将来像がそれぞれのメンバーの自分事に変化していきます。
何をするにしても、まずは、『成り行きの将来像(現実)をメンバーと共有する』。ここから始めるとよいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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