現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方

~5つのステップで誰にでもできる "ふつうのチーム" を "メンバーがいきいきと働く自律型チーム" に変えるための実践的手法~

5-167.コントロールされることを減らし、コントロールできることを増やす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

コントロールされることを減らし、コントロールできることを増やす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

人は、他人からあれやこれやと干渉されればされるほど、投げやりな気持ちになり、そのこと自体への関心が薄れ、

「そこまで言うなら好きにすれば」と思い、何でもかんでも「どうしたらいい?」と聞くようになったり、

干渉されそうなことは自分の考えではなく(違うことを言われて嫌な思いをしないように自分の思考は停止させ)、言ってくる人がどう考えそうかを探るようになったり、

そのこと自体を楽しむのではなく(そのこと自体はどうでもよくなり)、その対価として与えられる報酬のために動くようになります。

 

基本的に何事も、全く同じことをするにしても、他人に言われて他人のコントロール下で行うことよりも、自分で考えて自分でコントロールしながら行うことの方が楽しい。

だから、他人からコントロールされることを減らし、自分でコントロールできることを増やすと、楽しさが増していきます。

 

これは、リーダー自身についても、そして、チームのメンバーについても言えることです。

リーダーは、メンバーに対し、できるだけ自分でコントロールできることを増やしてあげると、そのこと自体が楽しくなって、(そのこと自体が)他人事から自分事に少しずつ変わっていきます。

 

一方、リーダーは、自分のチームに任せてもらえることを増やしていくと、自分が楽しくなるだけでなく、チーム全体が活気づきます。

 

そんなことをすると忙しくなる一方でパンクすると思われるかもしれませんが大丈夫です。優先度の低い仕事を止め、優先度の高い仕事に傾注すればアウトプット(会社への貢献度)が大きくなり、細かなことまで干渉されなくなりますから。そうすれば、ますます仕事を選べるようになって、好循環が始まります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。

 

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『2:課題解決 ~課題解決活動を通じ、自律型の人材・チームを育てる~』

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