現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方

~5つのステップで誰にでもできる "ふつうのチーム" を "メンバーがいきいきと働く自律型チーム" に変えるための実践的手法~

5-173.“相手の心がどう反応するか”からの逆算で考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

“相手の心がどう反応するか”からの逆算で考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

『コミュニケーション能力』はチームを運営する上で重要なスキルですが、コミュニケーションが苦手なリーダーが多いのも事実で、僕もその一人でした。

「部下にどんな言葉を掛けたらよいのかわからない」、「相談されたとき、どう反応すればよいのかわからない」、「その場で口にした言葉は当たり前の空虚な内容で相手をがっかりさせる」、「何か言葉を発しなくてはと焦って出た言葉が相手を傷つける」、・・・

自分が苦手なウェットな会話を避けるようになり、やがて、話す内容が仕事そのものが中心の無機質で深みや温かみのないドライなコミュニケーションとなり、活気ある職場にしたい自分の理想とは逆方向に動いていく。

 

 

さて、こうしたリーダーは、避けたことも含め、うまくいかなかったコミュニケーションをたくさん経験しています。こうすると相手がこう反応するという悪い事例を実体験としてたくさん知っています。

実は、これは、コミュニケーション能力を高める上でとても貴重な財産になります。

子供が小さなケガをたくさん経験することで本当に危険なこととの境界を体で学ぶのと似ています。そこから先に行くと危険という境界を実体験として知っていることは強みなのです。

 

 

では、どうしたら苦手なコミュニケーション能力を高めることができるのか。

それは、『準備すること』、それをただひたすらに繰り返すことです。

自分がこう言ったら相手はどう思うか(=相手の心がどう反応するか)、相手の心を動かすためにはどういう言葉で伝えたらよいのか、逆算の発想で事前に考える。

それを考える時に役立つのが、こうすると相手がこう反応するという過去の悪い事例の数々です。失敗のパターンに陥ったことと違うことを試していけば、やがてうまくことが増えていき、そして、コミュニケーションが得意になっていくこと間違いありません。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。

 

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