部下にはまだまだ安心して任せられないからと、細かなチェックや細かな指示を出すリーダーをよく見かけます。
でも、このやり方は悪循環に陥りやすく、リーダー一人が忙しくなる一方で、いつまでたっても部下に安心して任せられない状態が続きます。つまり、いつまでたっても部下が成長できないということです。
それは、リーダーが細かなチェックをすればするほど、メンバーに「最後はリーダーがチェックしてくれるからこれでいいや」という甘えが出て、リーダーが細かな指示を出せば出すほど当事者意識や自責の姿勢が薄れていくからです。
中には、部下が少しでもリーダーのやり方と違う意見を言うと、無理があるのを承知で全てを部下に丸投げし、うまくできないことがわかると、「ほら、やっぱりできない。これで、まだ実力が足りないことがわかっただろ。これからは、つべこべ言わずに言うとおりにやればいいんだ」と言わんばかりに、できなかったことをあげつらうリーダーもいます。
これは、自分のやり方(細かな指示)を正当化する行為です。
こうなると、部下の当事者意識や自責の姿勢はますます遠のきます。
どちらも極端で、これでは部下が当事者意識や自責の姿勢で仕事に向き合い、日々成長を実感することはできません。
やはり、部下一人ひとりと向き合い、どこでつまづいているのか、どんな壁に当たっているのかをよく観察して理解し、指示ではなく、そこから先へどう進むのかを上からではなく同じ目線に立って話し合い、主役の部下に伴走するように、共に(リーダーは伴走者として)成長する。
これが、“部下と自分のWin-Winの成長”なのかもしれません。
あなたは、部下と共に成長する日々を実感していますか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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