現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方

~5つのステップで誰にでもできる "ふつうのチーム" を "メンバーがいきいきと働く自律型チーム" に変えるための実践的手法~

5-206.部下を押さえつけるのではなく、部下に気づいてもらう =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

部下を押さえつけるのではなく、部下に気づいてもらう =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

部下がミスをしたとき、「そんな叱り方をしなくてもよいのに」とか、「一体何の目的でそこまで叱っているのだろう」と思うような叱り方をしているリーダーを見かけます。

中には、そんなことをしていると評価を下げますよ、と匂わせたりストレートに言ったりするリーダーまでいます。

叱ることの意味(=何のために叱るのか)がどこかに行ってしまい、叱ることが目的化しているように感じます。

 

叱ることの意味(=何のために叱るのか)。それは、どうしてそのミスが発生したのか、その部下(Aさんとします)に、自分の行動を振り返って気づいてもらう。そして、その気づきを未来に活かしてもらうことではないでしょうか。

決して、Aさんとリーダーとの上下関係を植え付けたり、Aさんを押さえつけたり、次に同じミスをしたらこんな叱られ方では済まないぞと脅すことではないと思います。

 

そういうリーダーは気づいていないことが多いのですが、見せしめのような叱り方は、 、Aさんだけでなく他のメンバーにも悪影響を与え、チーム全体を委縮させる方向に向かわせます。

ミスが発生したときには、Aさんという人を責めるのではなく、人の要素をそこから完全に排除して、どういう行動がミスにつながったのか、それをリーダーが指摘するのではなく、メンバー自身に気づいてもらう。

いかにそう仕掛けるかが、リーダーの腕の見せ所ではないでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。

 

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