現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方

~5つのステップで誰にでもできる "ふつうのチーム" を "メンバーがいきいきと働く自律型チーム" に変えるための実践的手法~

5-207.安易な再発防止策の連発は、更なる問題を招く =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

安易な再発防止策の連発は、更なる問題を招く =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

ミスが発生した後、現場の事情を考慮せず、新たなチェックリスト導入などの安易な再発防止策を連発するリーダーがいます。

リーダー本人は、これでミスの発生がなくなると思い込み、しくみ化もできて得意満面なのですが、果たしてそれでミスがなくなるでしょうか?

 

例えば、

・そのチェックリストは1つ1つの作業が終わる度に記入するのでしょうか?それとも、後でまとめて記入するのでしょうか?

・作業するのと同じ人がチェックリストを記入するのでしょうか?

・チェックリストの記入にかかる作業時間の増加は認められるのでしょうか?

・チェックリストの記入が流れ作業のようになって形骸化しないでしょうか?

・作業はきちんと終えているのにチェックリストが記入されていなかった場合、どう対応しますか? それは何のためですか?

・今までミスがなかった人にもチェックリストの記入をお願いするのですか? その人に、なぜ必要かをどう説明して納得してもらうのですか?

・チェックリストの導入により、チェックリストに頼る心が芽生え、一つひとつの作業をきちんと確認しながら行うという意識が薄れないでしょうか?

 

再発防止策としてチェックリストを導入することが悪いと言っているのではありません。例えば上記のような観点で考えた時に、弊害や本来の目的(ミスの再発防止)から外れた管理強化にならないか、そこまで考えて導入していますか?ということです。

その考えがないまま安易に導入して更なる問題が発生している職場を見ることがありますので・・・

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。

 

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