部下が何か新しいことをできるようになるまでには、必ず藻掻く過程があります。
その藻掻く過程を待ちきれずに、「ああして」「こうして」と事細かに指示するリーダーを見かけます。
実は、かつての僕もそうでした。
しかし、これでは、目の前の仕事は早く片付きますが、部下が自分の力でやったことにはなりません。
ポイントを丁寧に説明して理解してもらえば事足りると思いがちですが、説明されたポイントというのは実感が伴いません。だから、記憶にも残りにくい。藻掻きながら自ら掴んだポイントとは雲泥の差です。
藻掻く過程は、高くジャンプする前の屈む行為に似ています。それがどれだけあるかで、その後の伸び方が変わってくるのです。
ついつい口を出したくなるときは、どこかへ外出するなど部下が自分の視界に入らないようにするとよいかもしれません。
上司が思っている以上に部下は能力があるものです。
細かなことまで口を出す上司が傍にいるから、能力が発揮できないのかもしれません。
自分はどんなときに伸びたのか、どんなときに成長しなかったか、自分の過去を振り返ってみると、部下のことを落ち着いて見守れるかもしれません。
『自分の都合や満足感』 と 『部下の成長のために最適なこと』。この2つのバランスがどうなっているか、常に意識を向けるようにしたいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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