一般的に、人は、人格や言動を肯定(承認)されるとポジティブな感情が湧きます。
他人から自分の人格や言動を褒められたり感謝されたり敬われることで、「自分はそこにいていいんだ!」「自分は誰かの役に立っている!」「自分がそこにいる意味がある!」と、自分で自分のことを認識できるからです。他人が(自分の)存在意義を示してくれることによって、自分で自分のことが客観的に認識できる。いわゆる自己承認欲求が満たされている状態です。
そして、自己承認欲求が満たされると、自己承認欲求を満たしてくれる人に対して、或いは、満たしてくれる場で益々貢献したいと思うようになります。
反対に、人は人格や言動を否定されるとネガティブな感情が湧き、必要最低限のことしか したくないと思うようになります。権限のある人から指示されたから仕方なく、とか、お金のために仕方なく、最低限の義務だけを果たす。
これは、多くの人が気づいていることだと思います。
では、どれだけのリーダーが、メンバー1人ひとりが存在意義を感じられる仕掛けづくりに注力しているでしょうか。
指示通りにやらせる、何を言われても当初の主張を曲げず論破する、頭ごなしに叱る、ダメなところばかりを取り上げて指摘する。どれも、存在意義を薄れさせる言動です。
“メンバー1人ひとりが存在意義を感じられる仕掛けづくり”に徹するだけで、チームのパーフォーマンスは劇的に向上すると思うのですが・・・。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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