2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
従来からあるのに手がつけられていない “メンバーを悩ませる課題” を抱えるチームは意外とたくさんあります。そんなチームでは、「どうせ何も変わらない」、「それは上が考えることで自分達がやることではない」など、
かつて、Aさんという部下がいました。とても素直で、マメに報告・相談に来てくれて、僕と意見がよく合うかわいい部下でした。一方、Bさんは、僕に意見を聞きに来るのは時々で、
「なぜこうしたの?」と聞くと、ルールがそうなっているから、マニュアルにそう書かれているから、昨年までそうしてきたから、先輩からそう教えられたから、と答えるメンバーがいます。
よく、物事には必ず裏表がある、とか、同じ物でも見る角度によって違うものに見えることの例えとして、老婆と貴婦人の絵が用いられます。僕は、これらの表現や例えは、
何か問題が発生した時、一部の人(時には1人)から聞いた情報だけで判断・対処して失敗するメンバーがいます。これは、少し経験を積んで仕事が出来るようになってきた頃に誰もが陥りやすい失敗で、
「〇〇が苦手」と言って、手を出そうとしなかったり、(苦手意識からくるのか)始める前から及び腰で、こちらからすると、「そんな姿勢ではうまくいくものもうまくいかなくなってしまうよ」と思うことがあります。
どうしたらチームのメンバーが仕事を前向きに捉え、自ら進んで動いてくれるようになるんだろう。これは、僕が部下を持って(チームのリーダーになって)から長い間ずーっとわからなかった僕自身に対する問いです。
めざす姿に向かってメンバー全員の意識が共有できている組織は本当に強いな、と思います。そういう組織では、どんなポジションの誰に聞いても、それぞれの言葉で、「本質的には全く同じこと」を語ってくれます。
チームを良くするためには、まず始めに、“チームの今の状態がどうなっているのか(=現状)” をきちんと把握する必要があります。でも、僕を含め自分のことを客観的に直視できない人が多いのと同様に、