部下が「前向きに仕事をしてくれない」、「受け身で、言われたことしかしてくれない」、「言われたことすらしてくれない」と感じたら、
部下1人ひとりについて、『仕事の内容』 と 『仕事に対する向き合い方』 を整理してみると解決の糸口が見つかるかもしれません。
そして、整理したものを部下の立場で眺めたとき、
1.『仕事の内容』が、上から与えられたものを与えられたとおりにするものばかりになっていないか。
2.その『仕事の内容』から、その『仕事に対する向き合い方』 になる思考が推測できないか、部下の立場になって思いめぐらす。
これだけ考えるだけで、今まで気づかなかった部下の気持ちが何となく理解できるようになります。
人は、与えられたものをこなすことばかりで、しかも、そこに理不尽なことがあれば尚更、気持ちが入らないものです。たとえルーチンワークが多い職場でも、工夫次第でそこに本人の裁量でできる要素を少しだけ加えることはできます。思いつかなければ、本人や他のメンバーと一緒に考えてもよいと思います。
仕事のやり方を本人主体で見直してもらうのもよいかもしれません。
そうして、“与えた仕事ばかり”になっている、或いは、本人がそう捉えている状態を、少しずつでも、自ら考えられる、自らつくりあげられる状態へと変化させていくと、それに伴って『仕事に対する向き合い方』も少しずつ変わっていきます。
こうしたことは、ある日突然大きく変わるのではなく、地道に継続していくことで気持ちが少しずつ変化していくことが多いように思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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