メンバーの生産性を上げるために時間管理を徹底しようとするリーダーを見かけます。確かに時間管理は大切なことですが、管理されるメンバーはたまりません。
“時間管理”“時間管理”と言われると、常に走り続けていなければいけない気持ちになってきますし、“時間管理の徹底”にはゴールがなく、“時間管理”からは達成感も得られないため、長く続けていると疲れてしまいます。
また、雑談なども悪者扱いされがちで、そうなると、職場が殺伐として常に監視されているようで楽しい居場所ではなくなっていきます。
本来、時間管理は、チームとして或いは個人としてやるべきこと・やりたいことが先にあって、それをするために行うことです。それなのに、時間管理が先行し目的化すると、常にせわしなく仕事することが良しとされ、そのうちに、”せわしなく仕事している振り”が始まります。
そして、そういう演技が苦手な正直者が責められるようなことも起こってきます。
あれもこれもと際限なくどんどん詰め込み続けていけば、いずれ職場は崩壊します。
発想を変え、時間管理ではなくて、やることにフォーカスすると気持ちも上向きます。何のためにそれをするのか、そのためにいつ何をするのか、それをすると何が達成できるのか、達成すると何がうれしいのか、が共有できていれば、自ずから優先順位が決まり、そのための時間を自ら捻出するようになります。時間管理よりも、その方がよっぽど楽しいと思いますが、いかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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