リーダーの中には、理屈が全てと言わんばかりに、組織を理屈だけで動かそうとする人がいます。
組織を動かすのに理屈は必要ですが、全てを理屈だけで動していくと、組織が病み、やがて崩壊の危機に至ります。
なぜでしょうか。それは、理屈だけで動かすと、組織内に次のような病が発生するからです。
①現場で起こる理屈では説明のつかない事実とのギャップが生じる。
②理屈に長けた人ばかりがいつも高い評価を受け、そうでない人達は
内心(仕事が)おもしろくなくなる。
③理屈ではなく気持ちで動く潤滑油のようなこと(ちょっとした気遣いなど)が
疎かになる。
④人の感情や感覚が軽視され、人間関係がギクシャクする。
⑤理屈が正しいかどうかを伺い、正しいと言われたことだけをやる人が増える。
(答え合わせをすることが目的になり、自分で考えなくなる)
人はそもそも理屈優先ではなく、感情優先で動きます。職場では理屈を優先しているように見えますが、内面は違います。
そして、仕事は、機械やコンピューターが主体となって行うものではなく、人が主体となって行うものです。
だから、理屈だけで組織を動かそうとすること自体、無理があるのです。
組織は、共に働く仲間の感情を考えながら、理屈を適度に織り交ぜて動かすものだと考えるくらいが丁度よいのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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