現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方

~5つのステップで誰にでもできる "ふつうのチーム" を "メンバーがいきいきと働く自律型チーム" に変えるための実践的手法~

5-186.自分のコントロールが及ばないことに過度な期待をしない =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

自分のコントロールが及ばないことに過度な期待をしない =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

「これがうまくいかない。どうしたらいいんだろう」と悩んでいるリーダーは多い。ほとんどのリーダーがそうかもしれません。

そういうリーダーの悩みの中で、話をよくよく聞いていくと、本人が頑張ればコントロールできるかもしれないことと、どんなに頑張ってもコントロールできないことをごちゃまぜにしているケースがあります。

 

本人がなんとかしようとしても苦しくなるだけで、やっていても楽しくありません。到底コントロールできないことに期待してうまくいかせようとしているのですから。そして、到底コントロールできないところで自分の想定外のことが起こると、落ち込んで更に悩んでしまう。到底コントロールできないことで悩んでも仕方ないのに。

 

だから、そんなリーダーには、「まず、コントロールできるかもしれないこと(確実にコントロールできることではありません)と、到底コントロールできないことを分けて、コントロールできるかもしれないことの範囲を明確にし、それをゴールに据えて考えてみたら」とアドバイスするようにしています。仕事というゲームの中で、“ゴールの位置を動かす”、要するに、自分の心の中でルールチェンジするのです。

 

つまり、“頑張ればコントロールできるかもしれないことの範囲”、そのの範囲内のことだけに集中して、それを全てやりきる。それをやりきった後、それがどう扱われ判断されるのか、それは自分が関与できないことで、そこをゴールにして過度な期待をしない。

そうすると、全てを自分でマネジメントしている感覚が芽生え、いきいきしてきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。

 

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『2:課題解決 ~課題解決活動を通じ、自律型の人材・チームを育てる~』

『3:キャリア形成 ~なりたい自分の描き方と実現の実践的手法~』

『4:価値観 ~周りも共感するブレない価値観を持つチームへ~』

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