先回のブログ記事(5-006)でニューヨーク地下鉄のエピソードを紹介させていただきました。今回は、このエピソードから僕が学んだもう1つのこと:『問題発生時は関係者に直接事情を聞く』についてお伝えしたいと思います。
先回のブログ記事はこちらです↓
https://yoshiarakawa.hatenablog.com/entry/management-5006
僕は、問題が起きたとき、問題に絡んだ立場の違う関係者それぞれから直接事情を聞くようにしています。
それは、ニューヨーク地下鉄のエピソードが教えてくれているように、たとえ現場で発生した事実が正確に把握できていたとしても、その背景や裏事情までは見えていないことがよくあるからです。実際に、直接現場で複数の人に本音の事情を聞いてみると、かなりの確率で思わぬ発見(陰に隠れた或いは隠された事実)があります。
また、僕自身がそうだからよくわかるのですが、僕は、かなり多くの人に次のような傾向があると思っています。それは、「人間の記憶は曖昧で、本人の思い込みがそのまま事実として記憶されることがある。また、責任を追及されないよう自分に都合の良い部分だけ切り出して伝えたり、都合のいいように解釈(加工)して伝える傾向がある」ということです。
かといって、それを責めたり非難したりするつもりは全くありません。人の言っていることを始めから疑ってかかるということでもありません。(これをすると、僕が僕自身のことを否定することになりますよね) そういう傾向があるものだということを知っておけばいい、というだけのことです。
こうして、できるだけ客観的に背景や裏事情まで含んだ全体像を把握するために、僕は、立場の違う関係者それぞれから直接事情を聞くことを心掛けるようになりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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https://yoshiarakawa.hatenablog.com/archive/category/Management
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