課題の答えが見つからないとき、「ピッタリの答えがどこかに落ちている」と信じ、落ちている答えを探すことに一生懸命になるメンバーがいます。
でも、1つひとつの課題は全て違います。仮に課題が同じであったにしても、取り巻く環境や置かれた状況、制約条件、解決に当たるメンバーなどは必ず異なります。つまり、世の中に、どれ一つ、同じ課題は存在しないのです。
それなのに、その辺に落ちている、しかも、タダで得られる答えをそのまま持ってきて当てはめてもうまく機能するはずはありません。
答えはコピペするものではなく、創造するものだからです。
探すのは、答えそのものではなく、ヒントです。ヒントは、漠然と眺めていても得られません。答えを創造しようともがいているから、そして、そういう心で眺めるから、別の事象の中からヒントを抽出することができるのです。
そうして、もがいて創造した答えには心がこもるから、うまく機能するのです。心がこもっていない、どこかに落ちていた答えをそのまま移植しても、仕事をした気にはなりますが、やがて無用の長物になることは誰もが経験済みではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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