現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方

~5つのステップで誰にでもできる "ふつうのチーム" を "メンバーがいきいきと働く自律型チーム" に変えるための実践的手法~

5-171.“メンバーの気持ちをいかに乗せるか”を考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

“メンバーの気持ちをいかに乗せるか”を考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

仕事をするのは人であり、人は機械と違って感情があるため、気持ちがどれだけ乗っているかで、仕事のパーフォーマンスはまるで変わってきます。

つまり、“1”の能力を持っている人のパーフォーマンスは、その仕事に向かう気持ち次第で上下に振れ、“0.8” にもなれば“ 1.2” にもなる。場合によっては “0.5” や “2” にもなり得るということです。

 

でも、そこに注力し、メンバーの気持ちをいかに乗せるかを考え行動しているリーダーは少ないように思います。(“1”の能力を持つメンバーに“1”の仕事をしてもらうためにメンバーの気持ちに配慮した言動をする人は多いのですが、“1.2”や“2”のパーフォーマンスを引き出すまでの言動はしてないということです)

 

こんな風に考えているメンバーがいたとします。

「給料をもらうため(だけ)に仕事をしている。仕事の対価は給料であり、仕事とは給料に見合う働きをするもので、それ以上するものではない」

その人は、その人が考える“給料に見合う働き(パーフォーマンス)の基準”を持っていて、本人が意識しているかどうかは別にして、その基準を超えないよう、自分で自分に歯止めをかけています。

 

その人(の心)に働きかけて、「その仕事をもっと極めたい」、「その仕事をすること自体が楽しい」と思えるように気持ちを乗せることができれば、パーフォーマンスはBeforeとAfterで格段に変わります。

1つの働きかけですぐに心が動くことはないと思いますが、リーダーが常にそういう姿勢でメンバーと接し続けていれば、メンバーの気持ちが少しずつ乗ってくるようになり、ふと気づくと、みんなが楽しそうに仕事をし、パーフォーマンスも格段に上がっていたということになるのではないでしょうか。

なぜなら、そういうリーダーの人柄に、メンバーの心は惹かれるものだからです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。

 

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