「上の人が現場のことをわかってくれない!」
チームメンバーの不満のうち、この類の不満はかなり多いように感じます。これは、リーダーが現場の実態を把握しないまま、現場の実態にそぐわない発言をしたり指示を出している職場がそれだけ多いということではないでしょうか。
逆に、大変な仕事をメンバーに依頼するにしても、その大変さをよくわかった上で依頼しているリーダーの下では、メンバーがいきいきと仕事しているように思います。そして、良い意味でメンバーがリーダーを支えているような気がします。
この2つの職場の違いは、リーダーが現場のことをわかっているか否か、たったそれだけです。
「長年その仕事をしてきたから現場のことは誰よりもわかっている」と思われるかもしれませんが、現場の状況は刻々と変わります。長年の経験があれば、現場に少し足を運ぶだけで、変化をキャッチできるのに、足が遠のくと、その感覚がだんだん鈍くなります。
現場に行くことは、その感覚を研ぎ澄まし、メンバーとの距離を縮める絶好の機会と捉え、忙しい時ほど短時間でも現場に足を運ぶと、それを見ているチームのメンバーの心に共鳴し、結果的にチーム全体の仕事がうまく回るのではないでしょうか。
現場は、リーダーの思い込みや驕りを修正してくれる場かもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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