現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方

~5つのステップで誰にでもできる "ふつうのチーム" を "メンバーがいきいきと働く自律型チーム" に変えるための実践的手法~

5-009.時間はつくるもの、つくれるもの =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

時間はつくるもの、つくれるもの ~現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集~

予め決められたマニュアルどおりの業務ばかりではなく、ある程度の非定型業務をされている方を前提にした話ですが、仕事の日は朝から夕方まで一週間の予定がぎっちり組まれていて1分の隙間もない、という経験をされたことはあるでしょうか。

或いは、そこまで極端でなくても、常に忙しく動き回っていて時間がないという経験をされた方は多いのではないでしょうか。

そういう時に、「時間はつくるものだ!」と言われたら、カチンときますよね。僕もかつてそうでした。

 

でも、ある時、前述のような状態どころか、もっと過密なスケジュールで動かれていて、それでも次から次へと新たな予定が入ってきて、というよりも、自ら新たなことにどんどん取り組み更に自分を忙しくして、大きな成果を出されている方が世の中にはいくらかいるということを知ってから、僕は、時間はつくるもの、つくろうと思えば自分の意思次第でいくらでもつくれるもの、と思うようになりました。  

 

例えば、旅行やスポーツやコンサートなど、何か本当に自分がやりたいことがあれば、忙しくても何とかやりくりして時間をつくったり、生活にあまり余裕がなくても何とかお金を捻出しようとしませんか? 仕事で言えば、楽しみな飲み会がある日には、朝から仕事を(普段ありえない速さで)てきぱきと進めて、定時になったらサッと帰ることってありませんか? 要するに、自分がやりたいことや楽しみなことがあれば、誰もが、何とかやりくりする行動を(放っておいても)自らとるということです。

僕は、メンバーが何とか工夫して時間をつくろうとするかどうかは、リーダーがメンバーに対し、チャレンジしたいと思える目標や実現したいと思える夢を示すかどうかが大きく左右すると考えています。逆に、目標や夢がなければ、誰しも、就業時間がちょうど埋まるように今抱えている業務をこなすこと(本人はそれで忙しいつもり)になるのではないでしょうか。

どんな目標や夢がメンバーの心にヒットするのか、それを自分なりに一生懸命考えて、ヒットした時のメンバーの目の輝きとその後のひたむきさを目の当たりにするのも、リーダーとしてのおもしろさだと思います。  

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。

 

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