自分の過去を振り返ると、悩み苦労して必死で乗り越えた経験って後々必ず活きていますよね。過去に頑張って乗り越えたのと同等レベルのことが起こっても、それはもう自分にとって修羅場ではなく、
動じることなく難なくクリアできる出来事くらいに思えるものです。
そう考えると、その人にとって修羅場と思えるような場面を(本人が嫌にならない程度に)次から次へ用意してあげると、修羅場が来るのを待っているよりも早く成長してくれます。(登るのは本人ですが、頑張れば登れる程度の適度な高さの階段(ステップ)を用意してあげるイメージです)
では、どうやって修羅場を用意すればよいのか......それは、リーダである自分の仕事(の一部)をその人に回してあげればよいのではないでしょうか。
例えば、本来であれば自分が出ていくべき場面で、他にもっと重要な優先度の高い仕事をあえて被せる。そうすると、周りも納得しやすいし、メンバー本人にも、「どうしても外せないことが重なってしまったからこの仕事は頼む」、と言いやすいのではないでしょうか。
追い込まれれば何とかしようとしますし、もしもどうにもならなくなったら自分が引き取ればいいだけのことです。こんなことを仕掛けて、そのメンバーがどんな対応をするのか、でんと構えて待つのも、リーダーの仕事のひとつかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
====== 以下、関連情報 ======
『マネジメントのワンポイント集』-その他の記事はこちらからどうぞ↓
https://yoshiarakawa.hatenablog.com/archive/category/Management
このブログのメインテーマ:
『自律するチームのつくり方 ~5つのステップで誰にでもできる実践的手法~』
関連テーマ:
『1:やりがい ~やる気を引き出し、高め、やりがいに変える方法~』
『2:課題解決 ~課題解決活動を通じ、自律型の人材・チームを育てる~』
『3:キャリア形成 ~なりたい自分の描き方と実現の実践的手法~』
『4:価値観 ~周りも共感するブレない価値観を持つチームへ~』
の総集編は、こちらからどうぞ↓
https://yoshiarakawa.hatenablog.com/archive/category/Omnibus