チームで取り組んで成し遂げたことは、たとえ大したことでなくても、活動の軌跡を書き表し、メンバーと共有することで、更なる成長に繋げる(=活用する)ことができる、と僕は考えています。
1つの仕事を終えると、僕もそうですが、「良かった良かった」で終わってしまうことが多いと思います。でも、特に、複数のメンバーで取り組んだ仕事は、作成した資料をファイリングするだけに留めず、もう一度振り返って、苦労話や小さな失敗、その時に持った感情などを含めて、活動の軌跡を1つのストーリーとして書き表すことによって、各メンバーが、取り組みの一連の流れを客観的・俯瞰的に捉えることができます。
そうすると、次に同じような仕事に遭遇した時に、先回は一担当者として携わったメンバーが、今度は、より高い視点で、より広い範囲の業務を担うことが自然とできるようになっている、ということがあります。
つまり、ストーリー仕立て(=成功体験)としてまとめることで、こちらは教えるつもりがなくても、(また、本人も学ぶ意識がなくても)メンバー自身がそこから自然と学んでいるのではないでしょうか。
終わった仕事を改めてまとめるのは面倒ですし、一見意味のないことのように思えますが、意外なことに、実際の体験を通じた(チームにとっての)最適な教材となるのかもしれません。なぜあのときそういう判断をしたのか、果たしてそれが本当にベストだったのかなど、話し合ってみるのもおもしろいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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