現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方

~5つのステップで誰にでもできる "ふつうのチーム" を "メンバーがいきいきと働く自律型チーム" に変えるための実践的手法~

5:マネジメント

5-105.経験が必要な仕事を、経験が浅いメンバーで回す =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

どの職場にも、経験を積んだベテランメンバーにしかできない仕事があるものです。しかし、そこにあえてメスを入れると、いろいろな発見があるかもしれません。

5-104.半分の時間でやれる方法をひねり出す =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

業務のやり方を見直して短時間でできる方法を考えるとき、例えば、20%や30%の低減を目標にすると、どうしても現状のやり方の小改良という発想になりがちです。

5-103.楽しそうにもがく姿を、もがいている最中に見せる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

チームのリーダーから、「メンバーにもっとチャレンジしてもらいたいのですが、新しいことには全然手を出そうとしないんですよ」という相談を受けることがあります。

5-102.問題からは、逃げれば追われ、向かえば成長できる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

どんな組織でも問題は必ず発生します。その時に、「嫌だな」と思って逃げるのか、「よし、やるぞ!」と思って向かっていくのか。

5-101.すぐ周りが気になるのは、夢中になれることがないから =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

いろいろなチームを観察していると、自分のすぐ周辺、特に、近くにいる他の人の言動ばかり気にしているメンバーを見かけることがあります。

5-100.平穏無事になったら、チーム内に波風を起こす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

チームに平穏無事な日々が長く続いていると思ったら、メンバーが淡々と日々の仕事をこなしているだけで、何の刺激もない状態に陥っているかもしれません。

5-099.目の前で起きている問題を、心の目でじっと観察する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

問題が起きると、よく調べもせずに誰かのせいにしたり、間違った対処をして深みにはまったり、心が落ち着いていない状態で慌てて判断して動くと、解決に向けて対処しているつもりが却って問題が複雑になる。

5-098.昨日までの当たり前に疑問を投じる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

昨日までしてきたことは、いつの間にか、“それが正しいことであるとか一番良いやり方である”という先入観が染みついて、改めて考えるということをしなくなってしまいます。

5-097.納得できれば、メンバー自ら軌道修正しながら動く =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

チームのメンバーに 『いかに納得して動いてもらうか』、これは僕が最も重視していることで、最も時間と労力を割くべきポイントと考えています。

5-096.「事実」と「憶測」を明確に分ける =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

「事実」と「憶測」をごちゃまぜにして報告するメンバーがいます。話を聞いていると、本人の中でも、 「事実」と「憶測」が整理されていない(入り乱れている)ようです。

5-095.「感覚を磨く」「想像力を養う」ことを強く意識する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

長年同じやり方をしていたり、マニュアルに基づく仕事をしていると、その進め方に愛着が沸き、その進め方に執着してしまうことがあります。

5-094.変えることを、チームの“習慣”にし、“体質”にする =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

個人も組織も、現状を変えることには基本的に抵抗があるものです。特に、“現状”が長い間続いてきた組織は

5-093.たとえいっぱいいっぱいでも、あえて平然を演じる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

チームのリーダーにはいろいろな仕事があって、特に予測できないことが重なったりすると、いっぱいいっぱいになってしまうことがあります。

5-092.『小手先の対応』から『深堀りの対応』へ =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

問題が発生したとき、嫌なことは早く片付けようと考え、表面に見えている事象だけに着目し、対処しようとするメンバーがいます。

5-091.やらされる仕事を減らし、意味付けされた仕事を増やす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

なぜするのかわからずに『やらされる仕事』と、こういう目的でやると理解して行う『意味付けされた仕事』。 多くの職場には、どちらもあります。

5-090.報連相したくなる環境をつくる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=

部下を持つメンバーから、「部下から報告が上がってこなくて困っています」という相談を受けることがあります。

5-089.仕事が溢れ返ったら全部書き出して優先順位をつける =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

仕事が溢れ返ってアップアップになっているリーダーを見かたけます。特に、上と下に挟まれている中間管理職に多い気がします。僕もよくありました。

5-088.まずはファクトを現場で拾い集め、それらを並べてみる =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

問題が次から次へと起こったり、複雑で根深い問題だったりすると、どこからどう手を付けていいのかわからなくなるメンバーがいます。

5-087.メンバーに、“最高のもの”をたくさん見せる =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

メンバーの中には、自ら高い意識を持って自分を高めようと学んでいる人もいれば、プライベートな時間は仕事に関することは一切何もしないという人もいます。

5-086.“大変なこと”は一度経験すると“大したことない”に変わる =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

メンバーを見ていて思うのですが、“大変なこと”というのは、一度経験すると、次に同じレベルの大変なことに直面した時、既に大変なことではなく、“大したことない”に変化しています。

5-085.足りないものがあるからマネジメントはおもしろい =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

何か課題があると、「これがないからできません」、「それをできる人がいないからできません」と、考えを十分に尽くす前に、場合によっては条件反射のように口にするメンバーがいます。

5-084.自分を含むプレイヤー全員を斜め上から見て、そして自分を動かす =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

自分を含め、その仕事に関わる全ての人をプレイヤーと見立ててフィールドに並べ、全員を斜め上から眺めることを想像してみてください。

5-083.ときには完璧なリーダーをやめて弱みをみせる =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

時々、非の打ちどころのない仕事もできるしマネジメントもうまいリーダーを見かけます。一見、何の問題もないように見えますが、

5-082.会議中、下を向いてひたすらメモを取るメンバーへ =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

時々、会議中、下を向いてひたすらメモを取り続けるメンバーがいます。これは、報告者にも見られ、言われていることをそのままの言葉どおりメモを取ろうとする。

5-081.メンバーを自分の枠に嵌めないチームづくりへの挑戦 =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

チームのリーダーをしていると、メンバーが自分の思い通りに動いてくれることが心地よく、それをメンバーに強いることを知らず知らずのうちにしてしまいがちです。

5-080.自分(達)と異なる視野を持つ人と接する機会をつくる =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

長年同じような環境で仕事をしていると、付き合う人も限られてくるし、思考が似通う人達が集まることになりがちです。

5-079.言い放つのではなく、相手が受け止められるように伝える =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

メンバーに何かを指摘するとき、言い放つような言い方をしたり、事情も聞かずにこれが正論と言わんばかりに初めから決めつけて話すリーダーを見かけます。

5-078.指示よりも、後押しの一言が部下の心を動かす =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

部下が一番ほしいのは、褒められることでも、指示でも注意点でもなく、上司からの後押しの一言ではないか、と僕は思います。

5-077.メンバーの失敗は、失敗してからが勝負 =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

メンバーの失敗でお客様を怒らせてしまったり、迷惑を掛けてしまうことってありますよね。そんな時、失敗の事後処理や再発防止ばかりに目が行きがちですが、

5-076.『報告』とは、加工された情報として受け取るもの =現役サラリーマンが考えたマネジメントのワンポイント集=

時々、メンバーからの報告をそのまま事実と認識し、それに基づく判断・行動で失敗し、後から報告したメンバーを一方的に責めるリーダーを見かけます。かく言う僕も、苦い経験を何度もしてきました。